もうひとつ

・〜2007年2月10日
学校でも塾でも与えられた課題を着実にこなした
ただそれだけ
自分から勉強するモノ(問題集とか)を選んだ覚えは一度もない
あの頃は塾がつきっきりで個人指導をしてくれた
勉強の方法など考えなくても先生方が全て効率の良くなるように取り計らってくれた

受験勉強が楽しかった。たぶん、受験勉強が「できた」から……最上位の人と肩を並べることができた。それが楽しかった
もちろんあまりに課題が多くて嫌だと思うことはあったが、“宿題を終わらせねばいけない”という義務感だけでどんな量の課題もこなすことはできた

高校には受かった。



・2007年2月11日〜3月11日

一日中、2chに入り浸ったりYouTubeをしたり、あてもなく自転車を漕いで市内を数時間まわったり…そんな日々
ウォークマンを買って音楽を聞くようになった
勉強は一切しなかった。(代わりにヘンな知識はたくさん入ったけどw)



・2007年3月11日〜4月9日
春休みの膨大な宿題を消化
だらけ癖がついていることが発覚
「その日やる」と決めたことをすぐ後回しにするようになった。 (今まではこんなことはなかった。必ずその日与えられた課題はその日に消化していた)

…それでも、入学式前とかには、焦燥感と義務感だけで、1日17時間課題を消化するなどができた。なんとか宿題は全て終わらせた


・2007年4月9日〜2008年4月9日
生まれてから最もたくさんの課題を与えられ、それに追われる日々。
ついつい後回しにする癖は抜けず。
それでも、焦燥感と義務感だけで、提出一日前に徹夜をしたり一日18時間ずっと課題をこなすことで、提出日には間に合うようにすることができた。
そして4月9日。
この日ついに、生まれて初めて、宿題をサボることを決めた。


・2008年4月9日〜2008年10月頃
そのまま宿題を「サボってもいいや」って思うようになった
明らかに机に向かう時間が減った
でも 授業はすべて真面目に聞いた
でも復習とかはしない
ここらへんで 成績が伸びない自分をブログ上で罵り始める
実際、高一までは数学でも平均をとることがあったのに、もうこの頃は110位よりは下になっていたと思う



・2008年10月頃〜2009年2月頃

ついに「授業より独学の方が効率がよいんでないか?」とか思って、学校でいくつかの授業で内職を始めだす

この頃から、とうとう「義務感」というものを感じられなくなった気がする
提出物もろくに出さない。出すとしても答えをうつす…そんな人間となった


毎日「死にたい死にたい」とか考え、四六時中「なんで生まれてきてしまったんだろう」「死んではいけない理由」とかベッドに寝転んでグジグジ考える毎日

もう何もかもめんどくさくなって、ベッドの上でVIPとかにも行っていた

ついに受験勉強がアホらしく感じるようになってきた



・2009年3月頃〜2009年8月頃

ほぼ完全に、受験勉強を捨てた。
「受験勉強(笑)はクソ。そんなものよりもっと大事だと思える勉強をしよう」と考え出した

高三となり、もう授業はほとんど聞かず
ハイデガーについての本やらニーチェやらホフスタッターやらアトキンスを読んでみたり、作曲の本とか、仏教の本とか、絵の書き方とか、ラテン語とか、他にもハウツー本とかも読んだりしていた。

でもそれは学校にいる間だけ

もう、家では帰ったらすぐにベッドでケータイする癖が抜けなくなっていた


学年順位はついに200位以下/220へ


7月。志望校を東から京に変えた。 これは受験問題が、まだマシに思えたから…


当時の私は、為になる内容が含まれていない英文、現代文を読むことにすら拒否反応を示していた
センターの英語みたいな、単純に読めるかどうかの長文ではなく、京大の長文みたいな物理学とか科学について書かれた長文で、後に意味のあると思えるのだけを読みたがった


とにかく 「無意味」と自分が感じるものの全てを拒否した…


でも、これはこれで充実していた。勉強が楽しかった


・2009年8月頃〜2010年2月26日


そうはいっても、やはり京大に受かりたい と思うようになってきて、
でもその一方で、やはり受験勉強に対する拒否反応は出て…

そんな中途半端な状態のまま、試験を迎えて


正直、「浪人してもいいだろ。むしろ就職を一年伸ばせるなんて素晴らしい」とか考えてた

だから落ちたときも、ほとんど悔しさも後悔も、なんっっにもなかった。
「受験勉強まじめにやってなかったから仕方ない」みたいな感じだった



・2010年2月26日〜2010年4月15日


中三→高一の頃と、高三前期を足しあわせたような生活

ゲームをしたり、過去のプリントを整理したり、自分から図書館へ出かけ、好きな分野(数学、複雑系とか読んでた)の本を読んだり、自転車でフラフラ出かける生活
絵に書いたような理想的な生活だった。


皮肉にも、高三の後期よりも断然精力的だった
そして、間違いなく今よりも


そして、3月26日、山陽本線で岡山から相生まで乗っていた途中、悟ったように、今まで「これは時間のムダだ」ばっかり言って、たくさんのものを切り捨てて拒否してきた自分が、急にアホらしくなってきた。家に帰ってから涙が出た。情けなかった



・2010年4月15日〜2010年5月初頭。
予備校の授業が始まった。
あのお陰で、そこまで受験勉強は嫌いでなくなった
それでもまだ拒否反応はしばしばあったが

そして いろいろと考え方が変わり また志望校を東へ戻した


・2010年5月初頭〜2010年7月中旬


ほぼ毎日イヤイヤながらも自習室に21時近くまで残ったりしてた
それでも、未だに模試とかは「無意味なことをやらされてる」感を強く感じ、頭がおかしくなりそうだった
そして 伸びてる気は全くしなかった。


・2010年7月中旬〜2010年8月7日あたり

東大プレを受けたりした
そして絶望した
何も伸びていない
「これこそが伸びる方法だ」と思っていたのに、実際は伸びていなかった


またもうどうでもよくなった
「どうせ俺は大学受験に向いてないのだ 諦めて偏差値20くらい下のところを受けよう もうええわ」
とか
もうやる気をなくし、またベッドでケータイやったり、大回り旅行をしたり、自習室にいくも、落書きばかりしていたり。


・2010年8月7日頃〜2010年8月21日
たしか8月7日数学の授業中、ふいに、「これは伸びるんじゃないか」って勉強方法を思い付いた

その方法を数日試したが、伸びてる感触がした。 なんとあの、実に4年間実にまったくわからんかった力学が、本当にわかり始めた気がした
いや、まだこの方法が確実な「気がする」段階です。でも確かに、力学は伸びたわ。力のモーメントの問題とか全くわからんかったのに



・2010年8月21日
東京へ行った
モチベーションは上がった気がした
行きたいと思えた



・2010年8月21日〜2010年9月21日

あの方法は確かに伸びる気がする

でもやっぱりもう無理なんじゃないか。
一浪夏の未だにE判で理科の基礎すらおぼつかない奴が最高学府*1などおこがましいにもほどがあるんじゃないか


そんなことを考えるとやる気がすぐになくなる
その上、自習室にいても未だにすぐにサボろうとして逃げ出して家に帰って…
拒否反応がぬけきれない



・2010年9月22日〜

でもまあ、とりあえず11月の実戦までは、あの方法を信じて東大を目指すつもりでやるべき、か。
そん時に手応えなしor帰ってきたときにC判なかったら東大はさっさと諦めて地元の大阪市大を目指すことにします、か。

*1:誤用の方