一周年

 とうとう灘高校の入試から一年がたった。
一年前の今頃はついに「受験」という呪縛から開放されて、自由の身となった慶びを抱きしめながら精一杯うかれていたのだろう。腹立たしい限りである。
…しかしそれにしても一年って早い。受験したのがつい昨日のようだ。いや、マジで。

 …僕はあの日を境に堕ちぶれていったんだね。トホホ…